核燃料デブリ取り出し準備の完了
東京電力は、福島第一原子力発電所2号機で計画されている核燃料デブリの試験的な取り出し作業に向け、進捗を発表しました。
同社は、格納容器内部に通じる配管内の堆積物を除去する作業を完了したと発表。
これにより、デブリの取り出しに使用される装置が設置可能な広さが確保されました。
取り出し装置の変更と進行計画
デブリ取り出しには、もともと使用予定だったロボットアームではなく、より細い伸縮式の棒状の装置が使用されることになりました。
この変更は、ロボットアームの製造や既存の堆積物除去作業による時間の遅延を補うための措置です。
東京電力は、今後、デブリの取り出しに必要な装置の操作訓練や設置作業を進め、10月までの取り出し開始を目指しています。