事件の概要と背景
東部江蘇省の学校で、刃物を持った男に襲われて、8人が死亡しました。
中国では、南部広東省で暴走した車にはねられ、35人が死亡する事件が起きたばかりです。
専門家は、中国社会全体の閉塞感が、事件の引き金になっていると指摘します。
事件から一夜明け、学校周辺では、警察車両や警戒に当たる警察官の姿が見られました。
事件が起きたのは、陶磁器作りを教える職業教育の施設として、1933年に創設された学校です。
容疑者の動機と社会的影響
警察によりますと、容疑者はこの学校に通っていましたが、試験で不合格となり、卒業証書を得られなかったことや、実習での報酬に対する不満を募らせて犯行に及んだと見られるということです。
中国では、公共の場所での殺傷事件が後を絶ちません。
相次ぐ殺傷事件について、専門家は中国社会全体の閉塞感や、抑圧されているという雰囲気が、事件の引き金になっていると指摘しています。