子どもたちの意見を尊重した給食の取り組み
3歳から5歳児の保育園において、給食が量や食材を一人一人が選べるセミ・バイキング方式で提供されていることが紹介されている。
この取り組みは、子どもの意見や希望を尊重し、食べることを楽しみ、好きになってもらうことを目的としており、およそ15年前から始まった。
子どもたちは給食を食べ始める時間も自ら選び、家庭によって異なる朝食の時間や、子ども自身のおなかがすくタイミングに配慮されている。
これにより、全ての子どもが空腹の状態で食事をとることができ、食事に集中することができる。
幼児期の食育と自発的な食欲の重要性
東京学芸大学の吉田教授によると、幼児期は好きなものを増やす時期であり、嫌々食べることを評価するのではなく、自発的に食べたいと思わせることが重要である。
食事を通して友達や先生と楽しむ中で、苦手な食材にも挑戦する意欲が生まれる。
このように、マイナスを減らすのではなく、プラスを伸ばすことが大切であり、育児においても急がば回れの精神が求められる。