拉致被害者の現状と集会の意義
北朝鮮に拉致された被害者の家族が、石破政権が発足してから初めてとなる大規模な集会を開き、すべての被害者の帰国が実現するよう、政府の取り組みと北朝鮮の決断を求めました。
約800人が参加したきょうの集会では、中学1年生だった横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから今月で47年となります。
今も安否が分からない拉致被害者は、政府が認定しているだけでも12人に上っており、健在な親は88歳の横田早紀江さんを含む2人だけです。
政府の取り組みと首脳会談の必要性
集会では、親世代の家族が存命のうちに、すべての被害者の即時一括帰国を一刻も早く実現するよう政府に求めるとともに、北朝鮮に対して、被害者全員の帰国を決断するよう求める決議を採択しました。
石破総理大臣は、政権として断固たる決意の下で解決に取り組むとしたうえで、日朝首脳会談の早期実現に向けて、自らが先頭に立って取り組む考えを強調しました。