尹大統領と金前国防相の内乱疑惑
韓国の尹錫悦大統領が先週、一時非常戒厳を宣言した問題で、検察が尹大統領を内乱の首謀者とみていることが分かりました。
非常戒厳を巡り、検察は昨夜、内乱などの疑いで金龍顕前国防相の逮捕状を請求しました。
韓国メディアによりますと、逮捕状では金前国防相が尹大統領らと共謀して暴動を起こした疑いがあるとした上で、尹大統領を首謀者として認定しているということです。
首謀者として認定されたことで尹大統領も立件される可能性が一気に高まった形です。
政権の去就を巡る与党の議論
逮捕状は現在裁判所で審査されていて、金前国防相は早ければ今夜逮捕される見通しです。
一方、尹大統領を早期退陣させることで事態の収束を図っている与党は、今日退任時期を来年2月か3月にできないか議論を進めていると明らかにしました。
ただ、党内の議論がまとまっていない上、事態は依然として混迷を深めています。