マイナンバーカードによる証明書交付システムで再発する書類誤発行問題、総務大臣がシステム運営会社に更なる対策を求める
マイナンバーカードを使ったコンビニでの証明書交付システムで別人の書類が発行されるトラブルが新たに発生し、行政指導を行ったことが明らかになりました。
松本総務大臣はこの事態を「極めて残念」だと述べたうえで、システムの運営会社の対応が不十分な場合は追加の対策を求める考えを示しました。
富士通、マイナンバーカード証明書交付システムにおける誤発行問題について行政指導を受ける
このマイナンバーカードを使った証明書交付サービスは、昨年にも別人の書類の誤発行トラブルが発生しました。
システムを運営している富士通の子会社は再発防止策を取ったとしていましたが、今月に入り高松市で再び同様のトラブルが発生。
これを受けて総務省は富士通に対して行政指導を実施しました。
松本総務大臣は記者会見で、「再発防止策を着実に実行するとしていたのに修正プログラムの適用漏れなどによって誤交付が発生した。
極めて残念だ」と語りました。