ハマスの協議とガザの現状
イスラエルとの停戦案についてイスラム組織ハマスの代表団が29日、仲介国と協議したと見られます。
ハマスは回答を用意する方針で、パレスチナ自治区ガザでは29日もイスラエル軍による攻撃が続き、少なくとも40人が死亡したということです。
ロイター通信はエジプトメディアの情報として、戦闘停止などを巡る交渉で仲介役のエジプトやカタールとの協議のためエジプトを訪れていたハマスの代表団が帰途についたと報じました。
ハマス側は停戦案への回答の書面を持って再び戻ってくるということです。
イスラエルの対応と国際的懸念
アメリカのブリンケン国務長官はハマスはきわめて寛大な提案を受け取ったと指摘しました。
イスラエルメディアはイスラエルの代表団も30日にエジプトに向け出発するとしています。
アメリカのニュースサイト・アクシオスは複数のイスラエル当局者の話として、ネタニヤフ首相がICC=国際刑事裁判所による自らへの逮捕状の発行を懸念していると伝えました。
現時点では逮捕状発行の明確な兆候はないとされていますが、28日のバイデン大統領との電話会談で発行を阻止するよう協力を求めたということです。