花蓮県の甚大な被害と住民の現状
台湾の東部沖で発生したマグニチュード7.2の地震から1ヶ月が経過したが、18人が死亡し、2人が行方不明となっている。
台湾の被害が特に大きかった花蓮県では、ビルが大きく傾き、解体作業がその日にまたがって行われている。
地震の影響で被害を受け、約1000人が仮住まいを余儀なくされている。
その一方で、花蓮県の主力産業である観光業が打撃を受けており、復旧と経済活動の再開が課題となっている。
被災地の景観と観光産業の課題
花蓮県の商店が建ち並ぐ夜市では、人々の数がまばらで、シャッターが閉まっている店が続くなど閑散とした様子が見受けられる。
また、落石などが相次いだ太魯閣渓谷も今も観光客の立ち入りは許されていない。
これらの状況に対し、台湾当局は、仮住まいをしている人々の支援や、観光産業の振興などを盛り込んだ、日本円にして約1300億円の震災復旧再建プランを決定。
被災地のニーズに沿った復旧計画の進行が求められている。