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南アフリカの総選挙と貧困問題

南アフリカ経済大国の現状と格差の問題

BRICS=新興5か国の一角として世界から注目される南アフリカできょう総選挙が行われます。

今回結果を左右するとされているのがその多くが格差に苦しめられている若い世代です。

アフリカ有数の経済大国南アフリカ、ところが今も国民の6割が貧困ライン以下で暮らしています。

アパルトヘイト撤廃後の南アフリカの政治と若者の視点

南アフリカでは30年前、白人が黒人を差別し統治したアパルトヘイト=人種隔離政策が撤廃され、マンデラ大統領率いる初の黒人政権が誕生しました。

以来与党ANCは国民の絶対的な支持のもと政権を維持してきました。

ところが30年たった今も人口の1割が富の7割を独占するなど格差は解消されないまま国民の支持は失われ今回の選挙でANCは初めて過半数割れする見通しが強まっています。

特にアパルトヘイト撤廃後に生まれた若い世代は政治的に自由なボーン・フリー世代と呼ばれ、人口の半分に上りますが、マンデラ氏やANCに恩義を感じたことがなく政治不信を強めています。

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