オッペンハイマーと被爆者の感動的な面会
ロバート・オッペンハイマー、原爆の開発を指揮した理論物理学者です。
広島、長崎に原爆が投下された19年後に、被爆者とアメリカで面会し、涙を流して謝ったと、立ち会った通訳が証言している映像が見つかりました。
その映像です。
広島市のNPOに残されていました。
面会に立ち会った通訳、タイヒラー曜子さん、旧姓・浦田曜子さんの証言です。
原爆の開発計画、マンハッタン計画の科学部門を指揮したオッペンハイマー。
終戦後、被爆地の惨状を知り、苦悩を深めていったといわれています。
被爆証言と謝罪の記録
1964年、アメリカで被爆者と面会していました。
広島の被爆者で理論物理学者の庄野直美さんなどが、被爆証言を行うためにアメリカを訪れたときです。
スケジュールを記した資料です。
庄野博士がオッペンハイマーとの非公表でのアポイントのためプリンストンを訪れるとされています。
そして今回、涙を流して謝ったという証言が明らかになりました。
被爆者たちは、原爆投下を決断したトルーマン元大統領とも面会していました。
被爆者との面会の3年後に、オッペンハイマーは62歳で亡くなっています。
庄野さん、通訳のタイヒラーさんも、すでに亡くなっています。
今回見つかった証言。
専門家はこう話しています。