天候不順で値上がりする主要野菜
天候不順の影響で、一部の野菜が値上がりしています。
農林水産省がきょう発表した店頭での価格ですけれども、こちら、じゃがいもが平年より29%、そしてにんじんが51%、たまねぎが21%高くなっています。
この野菜を見たら、糸井さん、なんの料理かもう分かりますよね。
>>日曜夜のわが家の定番ですよ。
>>そうですか。
定番? >>にんじんね、高いなと思ってたんです。
>>店頭価格、平年より51%上がっているということですけれども、家庭でもおなじみのあの料理を、野菜の高値が直撃しています。
>>野菜の高騰、その影響を特に受けているのがこちら、カレーです。
東京・渋谷区にあるカレー店です。
スーパーでの野菜価格動向と今後の見通し
揚げたてのじゃがいもを載せたカレーが人気ですが、このじゃがいもが値上がりしているといいます。
>>じゃがいもだと今、これが。
>>去年は10キロ2250円で仕入れていましたが、ことしは4450円と、ほぼ倍になっていました。
>>びっくりしますね。
>>さらに、たまねぎやにんじんも徐々に値上がりして、材料費は全体で2割ほど高くなっています。
>>値上がりの原因は、天候不順です。
農林水産省によりますと、主な産地で出荷が減って、価格が上がっているということです。
影響は家庭の台所を支えるスーパーでも。
こうした中、気になるのがお買い得の野菜。
こちらの店舗では、きゅうりやなす、ピーマンなどは気温の上昇で生育が早まり、先々週と比べて、3分の2ほどの価格になっているということです。
>>今後の野菜の価格について、農林水産省は、高値の野菜も産地が切り替わり、価格が落ち着くことが見込まれている。
一方で、夏の高温が生育に影響するおそれもあり、今後の天候を注視したいとしています。