能登半島地震による広域避難生活
能登半島地震では、被災した人たちが住まいのある自治体を離れる広域避難が行われました。
地震発生から半年がたつ中、石川県によりますと、少なくとも1100人余りが、ほかの都道府県の公営住宅や高齢者施設で避難生活を続けているということです。
このほかにも親族の家などに身を寄せる人も多くいると見られています。
避難者の今を取材しました。
避難者への支援の重要性と課題
被災者支援に詳しい大阪公立大学の菅野拓准教授は、県外で生活する避難者は、被災地で暮らす避難者に比べて、支援情報やその手続きなどで、どうしても差が出来てしまう。
石川県や被災した市町、市、町だけでなく、避難先の自治体とも連携して、支援が届くような状態にしていくことが大事だと話していました。
住み慣れた地域を離れて避難生活を続ける人たちの気持ちも取残さない支援が求められています。