高齢者の就業意欲と能力発揮の環境整備
政府は、高齢社会対策大綱の改定に向けて、有識者会議が報告書をまとめました。
報告書によりますと、現在の高齢者の就業者数が過去最高となり、就労意欲の高まりが指摘される中、年齢にかかわらず能力を発揮できる環境の整備が重要だとされています。
在職老齢年金の見直しとリスキリング支援
具体策として、在職老齢年金に関する仕組みの見直しが提案されており、65歳以上の人が一定の収入を得ると年金が減額される現在の制度の改善が検討されています。
また、技術や経験を生かすためのリスキリング・学び直しの支援の強化や、資産形成に向けた金融教育の充実も盛り込まれています。
政府は報告書の内容を基に、大綱改定の作業を進める方針です。