極限の温度を耐える断熱技術
現在、宇宙で使用される断熱技術が医療分野で応用されています。
宇宙では、さまざまな実験の成果物を地球へ送るために回収カプセルが使用されます。
このカプセルは、大気圏突入時に表面温度が約2000度になるにもかかわらず、内部に影響を与えないように設計されています。
次世代の断熱粉末の応用
次に紹介するのは、宇宙で使用される断熱粉末です。
この粉末は1000度以上の熱を感じさせない特性があります。
現在、この粉末を液化水素タンクに応用する試みが進行中です。
液化水素はマイナス253度以下で保管が必要で、タンクの周りに断熱粉末を使用することで蒸発を防ぎます。
この技術は、今後水素ステーションや運搬船のタンクなどで広く活用される可能性があります。