袴田さんの入廷と裁判の背景
ひで子さんは40分ほど前に裁判所に入っていきました。
少し笑みを浮かべながらゆっくりとした足取りでした。
服装は無罪を願って白い衣装姿でした。
判決はまもなく言い渡される予定です。
静岡地方裁判所の今回の裁判は、再審・裁判のやり直しであり、過去の誤った裁判で有罪が確定したえん罪の被害者を救済することが目的とされています。
袴田さんについては、約40年前に最初の申し立てがあり、その結果として裁判所が無罪を言い渡すべき明らかな証拠があると判断されています。
無罪判決とその意義
裁判長が主文、被告人は無罪、被告人は無罪と述べました。
袴田さんは死刑が確定した後も無実を訴え続け、事件発生から60年近くたって無罪が言い渡されました。
この判決は、袴田さんの事件における長い法的闘争の終わりを意味し、再審制度の重要性が再確認される結果となりました。