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イギリスがすべての石炭火力発電所を廃止し、他国の脱炭素政策への影響が懸念されている。

イギリスの石炭火力発電所運転停止の意義

イギリスで唯一稼働していた石炭火力発電所が運転を停止し、記念の式典が開かれました。

G7・主要7か国では初めてとのことですが、ほかの国も脱炭素に向かうんでしょうか。

そう簡単ではなさそうです。

今回、すべての石炭火力を廃止したイギリスは、もともと1990年代以降、比較的環境負荷の小さいガス火力ですとか、再生可能エネルギーによる発電の導入を積極的に進めてきた経緯があるんですね。

いわば先進国の中でもフロントランナーと言えます。

しかし、世界を見渡しますと、依然として石炭火力の依存割合が高い国が多いというのが現実です。

2022年の時点で、総発電量に占める石炭火力の割合はご覧のように、70%や60%と、新興国を中心に高い割合となっています。

COP29と今後の気候変動対策

来月には旧ソビエトのアゼルバイジャンで気候変動対策の国連の会議、COP29が開かれます。

世界の平均気温の上昇を抑えるためには、温室効果ガスの削減のさらなる強化が必要でして、世界各国の今後の政策が問われることになります。

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