日米同盟の強化に向けた電話会談
中谷防衛大臣は昨夜、アメリカのオースティン国防長官と就任後初めて電話で会談し、中国などの動向を念頭に、日米同盟のさらなる強化に向けて、緊密に連携していくことを確認しました。
電話会談はきのう午後9時からおよそ30分間行われました。
この中で両氏は、中国などがインド太平洋地域で力による一方的な現状変更の試みを強めていることを念頭に、日米同盟の抑止力・対処力をさらに強化していくことが重要だとの認識を共有しました。
そして自衛隊とアメリカ軍の指揮・統制を向上させるとともに、南西地域での両国のプレゼンスを高めるなど、緊密に連携していくことを確認しました。
沖縄の基地負担軽減に向けた取り組み
さらに、沖縄の基地負担を軽減するため、アメリカ軍普天間基地の返還をはじめ、再編の取り組みを加速させることも申し合わせました。
一方、日米地位協定の改定や、石破総理大臣が意欲を示すアジア版NATOについて言及はなかったということです。