芸術・芸能分野における労働実態
ことしの過労死白書がきょう公表され、芸術や芸能分野に従事する人へのアンケートで、ほかの業種に比べて長時間労働の傾向があることが明らかになりました。
調査によると、この分野に従事する488人に実施したアンケートで、1週間当たりの拘束時間が過労死ラインに相当する週60時間以上と回答した人の割合が35.2%に上り、また1か月当たりの休日数は6日以下が52.6%、一日の平均的な睡眠時間は6時間未満が41.2%でした。
厚生労働省の対策とフリーランスの保護
厚生労働省は、長時間労働の削減に向けた対策を進めるとともに、芸術や芸能分野ではフリーランスで働く人も多いため、11月に施行されるフリーランスを保護する法律を周知し、過労死などの防止に取り組んでいきたいとしています。