イスラエル軍のレバノン南部での攻撃
イスラエル軍は地上侵攻したレバノン南部で、イスラム教シーア派組織ヒズボラが使っていたとするトンネルを破壊するなど、攻勢を強めています。
13日、過去1週間で100人以上のヒズボラの戦闘員を殺害し、武器の保管などに使っていたとするトンネルなど、数十か所を破壊したと発表しました。
一方、イスラエル北部のイスラエル軍の基地では、13日夜、ヒズボラによる無人機攻撃があり、兵士4人が死亡し、およそ60人がけがをしたということです。
中東の衛星テレビ局、アルジャジーラは、去年10月に一連の戦闘が始まって以来、イスラエルが受けた最も大きな被害だと伝えています。
ガザ地区での攻撃と人道的危機
こうした中、イスラエルとレバノンの国境地帯で停戦監視に当たってきた国連の平和維持部隊は、イスラエル軍の戦車2両が、拠点のゲートを壊して侵入してきたと発表。
付近の発砲による煙で、隊員たちがかゆみや吐き気などを訴え、治療を受けているとしている。
また、イスラエル軍は、ガザ地区での攻撃も続けています。
地元当局は13日、学校が空爆され、子どもや女性を含む22人が死亡し、80人がけがをしたと発表しました。
住民の犠牲は増え続けていて、事態のさらなる悪化が懸念されています。