受賞者とその業績
ことしのノーベル物理学賞はアメリカとカナダの大学の教授、そして、化学賞はアメリカの大学教授とグーグルのグループ会社、DeepMind社の2人で、いずれもAI・人工知能の研究に携わっている人が選ばれました。
特にこちらのヒントン教授は、今のAI技術の中核を担うディープラーニングのモデルを確立した人で、ディープラーニングの父ともいわれています。
そしてこちら、DeepMind社は、囲碁の世界的な棋士に勝ったコンピューターソフト、AlphaGoの開発で有名になった会社です。
選考過程とリスクの指摘
今回の選考についてAI研究の国内第一人者、東京大学の松尾教授は、とても戦略的で英断だと話しているんです。
松尾さんは、ノーベルの発明品と同様に、AIも危険なものにもなりうることのリスクを指摘しました。