闇バイトへの応募が招く悲劇
首都圏で相次ぐ一連の強盗事件で、闇バイトの募集の際に、実際に使われた誘い文句が明らかになりました。
逮捕された実行役などは、なぜ闇バイトに応募し、どのようにして犯罪に足を踏み入れていったのか。
ルフィなどと名乗る指示役の下で行われた強盗事件で実刑判決を受けた被告が、NHKの記者の接見に応じました。
闇バイトに応募するのは終わりの始まり。
語ったのは、関わったら抜け出せない恐ろしさでした。
接見に応じたのは、指示役がルフィなどと名乗った強盗事件の一部に実行役などとして関わった20代の被告です。
闇バイトに応募したきっかけは、生活費や遊興費などで200万円以上の借金を抱えていたことでした。
SNSで、日当10万円などと書かれた投稿を見つけて連絡すると、相手からは、秘匿性の高い通信アプリでやり取りするよう指示されました。
紹介されたのは、強盗。
不安はあったものの、どうしても金が必要だったため、相手から求められるままに免許証の写真などを送ってしまったといいます。
高額報酬の誘惑とその後
この教材を使った授業のあと、学生たちの意識が変わったといいます。
首都圏の一連の強盗事件で実際に使われた闇バイトの誘い文句は、ホワイトな高額案件などと称され、多くの不審な求人情報が存在します。
こうした高額な報酬を約束するような不審な求人情報には絶対に応募してはいけません。
闇バイトということばは軽く聞こえるかもしれませんが、それはアルバイトではなく、犯罪です。
応募する人がいなければ、つまり実行役が集まらなければ、事件が起きることはありません。