マイコプラズマ肺炎の流行状況
子どもに多い細菌性の感染症、マイコプラズマ肺炎の流行が拡大しています。
全国の医療機関から報告された患者の数はこちら、4週連続で過去最多を更新しました。
なぜこれほど流行が続いているんでしょうか。
現在の方法で統計を取り始めてから最も多くなっている、マイコプラズマ肺炎の患者数。
過去最多を更新し続けているこの4週間を、去年の同じ時期と比べると、その数は、およそ25倍。
大きな流行となっていることが分かります。
流行の原因と細菌の型変化
専門家が流行の原因として挙げているのが、細菌のタイプの変化です。
原因となる細菌、肺炎マイコプラズマは、タイプ1とタイプ2の、2つの異なる型が確認されていますが。
専門家によりますと、2015年まではタイプ1が主流でした。
その翌年から主流となったのはタイプ2。
2018年と2019年には8割以上がタイプ2でした。
そして去年までの4年間は、新型コロナの拡大で患者がほとんど報告されませんでしたが、専門家によりますと、この間に主流の型が再びタイプ1に置き換わったと見られています。