再審開始を伝えた前川さんの決意
38年前、福井市で女子中学生が殺害された事件で殺人の罪で懲役7年の判決が確定して服役した前川彰司さんの再審・やり直しの裁判が開かれることが決まってから一夜明けたきょう、前川さんは91歳の父親に再審開始を伝え、父が元気なうちに無罪を報告したいと決意を語りました。
名古屋高等裁判所金沢支部は今月23日、再審を認める決定を出しました。
この決定について検察がきのう異議申し立てをしないと明らかにし再審が開かれることが決まったことから前川さんは無罪となる公算が大きくなっています。
父親の思いと無罪を願う声
父親の禮三さんは「いちばんは悔しかった。
俺が救われたのはお前が元気でいたからだ。
長すぎた、38年なんて。
そして、無罪という2文字が早く聞きたい。
それまでは頑張らなければいけない」と話していました。