北朝鮮の弾道ミサイル発射の概要
中谷防衛大臣は北朝鮮が今朝弾道ミサイルを発射し、このミサイルはこれまでで最も長い時間を飛び、最も高い高度に達したと分析されていると明らかにしました。
中谷防衛大臣は北朝鮮が午前7時11分ごろ少なくとも1発のICBM級の弾道ミサイルを平壌近郊から発射したと明らかにしました。
その上でこれまでで最も長くおよそ1時間26分間飛び、午前8時37分ごろ北海道奥尻島の西およそ200キロの日本のEEZ=排他的経済水域の外側の日本海に落下したとみられると発表しました。
飛行時間と高度の記録、金正恩の意図
飛行時間に加え、最高高度もおよそ7000キロを超えると推定され、過去最高となっています。
こうした中、北朝鮮の国防相は国営メディアを通じて、金正恩総書記立ち会いの下、今朝ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射を行ったと明らかにしました。
金総書記は今回の発射について最近になって意図的に地域情勢を激化させ、北朝鮮の安全を脅かしてきた敵にわれわれの対応意志を知らせるためだとしています。