マイナ保険証の利点と導入初日の状況
今日から健康保険証がマイナ保険証に本格的に移行しますが、都内の薬局では実施初日にもかかわらず、マイナ保険証を利用する人はわずか5%にとどまっていました。
マイナ保険証の利点として、初診の方がマイナ保険証を使うことで、従来のデータ入力や聞き取りが不要になり、カードをかざすだけで手続きが終了することが挙げられます。
また、患者の情報が医師のパソコンに直ちに表示され、他の医療機関での診療履歴なども確認可能になります。
これにより、救急搬送時にも、マイナ保険証を読み取ることで、患者の状態を迅速に把握できる利点があります。
発生するトラブルとその影響
ただし、マイナ保険証の導入に伴いトラブルも発生しています。
調査によれば、8929の医療機関でトラブルが報告されており、旧字体の表示不具合やカードリーダーの接続エラー、資格情報の無効などが大きな問題とされています。
特に、マイナンバーカードの電子証明書が期限切れになると、マイナ保険証が利用できなくなることもあり、5年ごとに更新手続きが必要です。
これに対して、役所での手続きが必要なため、日常生活に影響が出る恐れもあります。