長生炭鉱水没事故の背景と遺骨調査の現状
1942年2月3日に、山口県宇部市の旧長生炭鉱で起きた水没事故では、183名が犠牲となりました。
そのうち136名が朝鮮半島から強制動員された人々でした。
2004年の日韓首脳会談では、戦時中の民間徴用者の遺骨返還について、当時の小泉純一郎首相は、何ができるか、真剣に検討すると答えています。
しかしこれまで政府は、長生炭鉱の遺骨の埋没位置は不明のため、発掘は困難だと答弁してきました。
しかし、市民団体が募金を集め、炭鉱の入り口を掘り出し、10月にはダイバーが坑道内の潜水調査を行い、遺骨は収集できると手応えを語っています。
国の責任と遺骨返還の緊急性
国として、発掘調査を始めるべきであります。
82年もの間、冷たい海底に眠るご遺骨を、可能なかぎり速やかに、ご遺族のもとにお届けし、尊厳の回復を図るべきであります。
真摯な答弁を求めます。