元ギャルおかみの挑戦と葛きゃんでぃの成功
2011年からの長期にわたる赤字に悩む老舗和菓子店が、元ギャルおかみの榊萌美さんによって大逆転を果たしました。
萌美さんは、大学生の頃、母の入院を機に店を継ぐことを決意し、2年ほど社会人経験を積んだ後に6代目おかみに就任します。
彼女は、赤字の原因となっていた葛ゼリーを、凍らせた「葛きゃんでぃ」というアイスに改良し、販売を開始しました。
このアイデアは、ギャル時代の思い出から生まれたものです。
ギャル特有の勢いと発想で、萌美さんは父親と共に製品の品質向上に努め、また自身がデザインしたパッケージで商品を展開。
ネット販売も始めると、たちまち評判となり、最高で1日5万本を販売するヒット商品に成長しました。
新商品開発と地域貢献への意欲
さらに、萌美さんはかき氷を利用した新たな商品開発に取り組み、和菓子店らしいかき氷を提供し始めます。
手書きのチラシやSNSを使ったプロモーションで顧客を呼び込み、和菓子の販売も伸ばすという相乗効果を生み出しました。
こうして、萌美さんは経営者として成長し、和菓子店の経営をV字回復させました。
その後、町の役にも立ちたいという思いから市議会議員としても活動し、元ギャルの精神を持って新たな挑戦を続けています。