歴史ある和菓子店の継承と挑戦
廃業の危機にあった和菓子店が、大逆転を果たした話を紹介します。
埼玉県桶川市の五穀祭菓店は、明治20年に創業し、130年以上続く歴史ある和菓子店です。
元ギャルおかみ榊萌美さんが、店を引き継いだのは大学生の頃、母親が入院し経営が困難になったためです。
母の入院後、萎えていた気持ちを小学生時代の自分を見て思い出し、ギャル特有の勢いで店を継ぐことを決意しました。
新商品「葛きゃんでぃ」と黒字化の成功
萌美さんの入社後、赤字の原因となっていた商品の改善に取り組み、「葛きゃんでぃ」という新たなヒット商品を生み出しました。
このアイスは凍らせることで保存期間が延びるという特徴を持ち、ネット販売にも力を入れ、瞬く間に人気を博しました。
最終的に、年間売り上げは継ぐ前の4倍以上に増加し、10年ぶりに黒字を達成しました。