向き合った過去と新たな決意
伸子さんは初めて向き合ったことがある。
この日、訪れたのは京都刑務所。
北新地放火殺人事件の容疑者は服役していた過去があり、塀の中で罪と向き合っていたはずだった。
しかし出所後、社会から孤立を深め、多くの人の命を奪ったのです。
活動を続ける中、オーストラリアの大学院で犯罪について学ぶ学生を前に講演する機会があり、自分の話が未来の支援に少しでも役立つならばと考えを伝えました。
加害者の心の支援にも目を向けることを決めました。
心のクリニックを目指して
伸子さんは自分で心のクリニックのような場所を開くことを目指し、罪を犯したり依存症に悩んだりする人たちが新たな一歩を踏み出すためのサポートを行っています。
彼女の活動は、悲しい事件を起こした人々が抱える苦しみに寄り添い、理解を深めることの重要性を訴えています。
これにより、より良い社会をつくるための一歩を共に踏み出せることを目指しているのです。