日韓外相会談の概要と目的
韓国の大統領公邸前で行われた集会の様子が報じられる中、政治的な混乱が続く韓国を訪れた日本の岩屋外務大臣は、チョ・テヨル外相と会談を行いました。
安全保障環境が厳しさを増す中、日韓関係の重要性は変わらないという認識を改めて共有しました。
午後5時半ごろからは共同で記者会見を行い、特に日韓関係の未来を担う若者の交流をさらに後押ししていくことを確認しました。
この会談は、ユン・ソンニョル大統領による非常戒厳の宣言以降、初めての日韓外相会談となりました。
地域情勢に対する共有の懸念
また、日韓外相は地域情勢についても意見を交わし、北朝鮮による核・ミサイル開発やロシアとの軍事協力の進展に対する深刻な懸念を共有しました。
両外相は、アメリカを含めた三国間での連携を進めていく方針を一致させており、韓国国内の混乱が続く中でも、日韓の関係改善に向けた取り組みを強化する意義が強調されています。