運転中の視野異常に気づいていない患者
緑内障患者が運転中の視野に異常を認識していないケースが多いことが明らかになりました。
都内の眼科医のグループの調査によると、専門外来を受診した227人のうち、およそ64%が運転中に信号や標識の見えづらさなどの自覚症状がないと答えました。
また、視野が大幅に狭くなっている患者でも、自覚症状がないと回答した人が半数以上に上っています。
緑内障の理解と自覚の重要性
緑内障は、視野が狭くなったり欠けたりする病気で、目の内部の圧力が高いとリスクが高まります。
視覚の中心部は見えるケースが多く、一般的な視力検査では異常が分かりにくいため、患者の90%は症状に気づいていないとされています。
医師は、緑内障患者は運転中に標識や信号を見落としやすいことを理解し、自覚を持つことが重要だと呼びかけています。