架空の損失を計上した手口と逮捕の背景
大阪国税局のOBが都内の不動産会社に架空の損失を計上する手口を指南して法人税およそ5100万円を脱税させたとして東京地検特捜部に逮捕されました。
逮捕されたのは大阪国税局の元職員、國井健容疑者です。
東京地検特捜部などによりますと、國井元職員は東京世田谷区の不動産会社の代表と共謀して、2020年4月までの1年間にこの会社の所得2億1000万円余りを隠し、法人税およそ5100万円を脱税させたとして法人税法違反などの疑いが持たれています。
捜査の進展と今後の方針
特捜部と東京国税局は押収した資料を分析して詳しいいきさつを調べるものと見られます。