裁判の経緯と判決内容
ドジャース・大谷翔平選手の口座からおよそ26億円を不正送金した罪などに問われている元通訳・水原一平被告の裁判で、アメリカ連邦地裁は日本時間のけさ禁錮4年9か月に加え大谷選手への賠償を言い渡しました。
水原被告は2021年11月から去年3月にかけて大谷選手の口座から1700万ドル日本円でおよそ26億円を不正に送金した銀行詐欺と虚偽の納税申告をした2つの罪に問われていました。
被告の証言と裁判官のコメント
裁判では水原被告が証言台に立ち、用意したメモを読みながら「大谷選手に申し訳ない、どんな結果であろうと受け止める。
家族やドジャースにも謝りたい」と淡々と述べていました。
裁判官は「1700万ドルという金額は窃盗の規模としてはあまりに衝撃的だ」とし、水原被告に禁錮4年9か月、釈放後3年間の保護観察、さらには大谷選手に賠償金26億円を支払うよう命じました。
今後は来月24日の正午までに当局に出頭し収監されることになります。