連進さんと美津さんのビーフン作りの情熱
連進さんを支えたのが妻の美津さんでした。
連進さんと美津さんは、一からビーフン作りを学び、職人技を身に付けていったことが伝えられています。
彼らは、ほとんどの業者が添加物を加えて大量生産する中、毎朝4時に起きて米だけで作るビーフンにこだわり続けてきました。
伝統のビーフン作りを守るために、昼夜を問わず働いてきた連進さんは、数年前に体を壊し、仕事量を減らさざるを得なくなりましたが、その思いは息子の春賢さんに受け継がれ、仕事の多くを任せられるようになりました。
地域の子どもたちとの交流と伝承
この日、地元の幼稚園児たちがビーフン作りの見学にやってきました。
受け継がれてきた町の食文化に親しんでもらいたいという思いから、連進さんと美津さんは無料で受け入れています。
ビーフン作りには時間も手間もかかり、決して大もうけはできないという現実がありますが、彼らには大切にしてきた思いがあるのです。