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日本海の大和堆で北朝鮮当局の船の航行確認

北朝鮮の新たな動きと違法操業

有数の好漁場として知られる日本海の大和堆と呼ばれる海域周辺で、北朝鮮の新たな動きが確認されました。

これまで漁船による違法操業はたびたび確認されていますが、去年、砲のようなものを装備した北朝鮮当局の船の航行が初めて確認されていたことが分かりました。

海上保安庁の警戒と北朝鮮の武装船の確認

日本の排他的経済水域で違法に操業した北朝鮮の漁船への放水。

石川県の能登半島の沖合300キロほどにある大和堆周辺では、これまでもこうした船に退去警告を行い、違法操業は減っているものの、今も警戒が続いています。

その海域では、ことし、海上保安庁が日本の漁船の安全確保のための警備を一層強めています。

背景の一つが、去年8月、大和堆の西のエリアで海上保安庁が初めて確認したある船です。

こちらはアメリカの民間会社の衛星写真。

北朝鮮南東部の港に数隻の船が停泊しています。

この画像を海上保安庁の元幹部に見てもらうと。

関係者によりますと、4隻は大和堆周辺の海域を航行する北朝鮮当局の船と見られ、この画像は海上保安庁も確認しているということです。

巡視船タイプの船には、この画像では分かりませんが、砲のようなものや対空レーダーが装備され、船は中国当局のものを転用したと見られるということです。

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