新しい一万円札を支える原料の秘密
発行されたばかりの新しい一万円札ですが、使いました?実は初めて見ました。
私もきょう初めて触ったんですが、しっかりしてまして、手触りはさらさら、滑らかなんですね。
さまざまな加工もされていまして、識別マークがある、この端を触りますと、ざらざらとしているんですね。
この日本の最新技術が詰まった新紙幣なんですが、その原料の主な生産地、実は日本からおよそ5000キロ離れた、ネパールなんです。
ネパールの首都カトマンズに来ています。
日本の新紙幣の発行を支えているのが、こちら、ネパールの樹木から加工された原料なんです。
日本への輸出に向けて、最終的な作業が行われています。
束になって積まれているのは、ミツマタです。
日本では、古くから和紙の原料などとして用いられ、明治から紙幣の原料として使われてきました。
ただ、高齢化などを背景に、日本国内での生産が減る中、今では多くを海外からの輸入に頼っています。
その産地の1つ、ネパール。
ネパール産ミツマタの生産とその影響
首都カトマンズから車で7時間以上、標高2000メートルを超えるヒマラヤ山脈のふもとで作られています。
ミツマタはもともと、水はけや日当たりがいいこの地域に自生していました。
そこに注目したのが、大阪で政府刊行物の販売などを手がける会社です。
加工は主に冬場。
木の皮を剥いだあと、凍りつくような寒さの中、水にさらす過酷な作業もあります。
会社では、30年余りにわたって、現地で栽培や加工の技術を指導してきました。
9年前の大地震では、多くの農家も被災しましたが、復興を支える収入源にもなったということです。
今では1000人以上が生産に携わり、この会社では、年間100トンを買い取るまでになりました。
日本で新紙幣の流通が始まった今月3日。
ネパールのミツマタが日本の紙幣に生まれ変わることを喜んでいました。



