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米の価格が戻らない背景には農業協同組合からの直接買い付けの影響がある。

新米取引価格の急上昇とその要因

米の価格高騰の中、実際の市場では新米が出回りながらも、その価格は依然として高止まりしている。

農林水産省によると、9月の新米の取引価格は、昨年の60キロ当たり1万5000円から2万2700円に急上昇し、過去最高を記録した。

この価格の上昇の主な要因として、米の買い付けが従来の農業協同組合(JA)を通じずに直接農家から行われるケースが増加したことが挙げられる。

集荷業者や小売店が、JAよりも高めの価格で農家から直接米を取得する動きが活発化しており、これが最終的に販売される価格に影響を与えている。

特に、米どころの宮城県の農家からは、取引先からの連絡が増えており、JAが提示した価格よりも1万円近く高い価格で購買が行われるケースもあるという。

今後の米市場と消費者の対応

そのため、米の流通市場では新米が出回っても、価格が元に戻ることは考えにくい。

今後も物価上昇や生産コストの影響が続く中で、消費者が米を購入する際には、正しい保存方法を取り入れ、貴重な米を無駄なくおいしく食べることが求められている。

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