元長野県警捜査員が振り返る30年前の夜
>>長野県松本市で、猛毒のサリンがまかれ8人が死亡した、オウム真理教による松本サリン事件からきょうで30年です。
化学兵器、サリンを用いた世界でも類を見ないテロ。
サリンの原材料の入手ルートを追った長野県警元捜査員が、極秘捜査の内幕を明かしました。
>>こんにちは。
よろしくお願いします。
>>長野市に住む上原敬さんです。
30年前、
県警察本部で殺人などを担当する捜査1課に警部補として所属していました。
事件の一報を聞いた夜のことは、鮮明に覚えているといいます。
極秘任務と地下鉄サリン事件への影響
>>それ以降、
プロジェクトチームの捜査は限られた幹部などしか知らない極秘任務となりました。
その後、
上原さんたちはおよそ半年にわたって全国4000以上の薬品会社などを捜査。
核心に近づきつつありました。
その矢先。
>>ちょっと外出てて、
外、外。
危ない、ガス出てるから。
>>東京で地下鉄サリン事件が発生しました。
>>松本サリン事件から30年。
上原さんは当事者として語り継いでいくことが重要だと考えています。