地震から1年2か月、修繕が進まない現場
能登半島地震で被災した石川県穴水町の住宅です。
お風呂場なんですけれども、地震から1年2か月がたっても、窓が壊れたままになっています。
発泡スチロールなどで応急処置をしているんですが、冷たい風が入ってくるということです。
能登半島地震の被災地ではこのように住宅の修繕工事がいまだに行われず、工事が始まるまでにこれからさらに1年近くかかると見られるケースも出ています。
公費解体の対象外、工事の見通しが立たない住民の声
石川県穴水町の小川満さんです。
壊れたままの風呂場の窓。
冷たい隙間風には家の至る所で悩まされています。
自宅は公費解体の対象とはならず、修繕工事を行って住み続けることを決めました。
ただ、1年2か月がたっても工事が始まるメドは立ちません。
工務店に1000件を超える依頼が殺到していて、職人の数が足りず、工事の開始までにさらに1年近くかかると見られています。